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かつての日本家屋によく見られていた土間。近年、デザイン性と機能性から、住宅に取り入れられることが増えてきました。土間リビングは寒いのか、どんなメリット・デメリットあるのか、失敗しないためにはどの点に気をつければいいのかなど、土間リビングについてまとめています。
土間に使用されることが多いのは、コンクリート、タイル、モルタルなどの素材。これらの素材は熱伝導率が高いため、冷えやすいという特徴があります。「土間リビングにして後悔した」という人の中には、足元が冷えやすくなって冬は寒いという理由を挙げていることが多いようです。しかし、寒さ対策をしっかりとすれば、冬でも快適に過ごすことができます。
引用元:ロゴスホーム公式HP
(https://www.logoshome.jp/works/duo-tres/botanical-style/)
趣味を楽しむスペースにも◎住む人のアイデア次第
そもそも土間は、床板を張らずに、土足で移動できる空間のこと。昔の日本家屋では、炊事をする場所、農作業などの作業場、農作物の保存場所などの役割を果たしていました。最近では、土間がおしゃれで機能的な場所として注目を集め、住まいに取り入れられることが増えています。この土間がリビングの一部にある間取りを、土間リビングといいます。
土間は、子どもやペットの遊び場や、自転車・バイクなどのメンテナンスやDIYの作業場、アウトドア用品などの収納スペースなどに利用することができます。そのほか、吹き抜けにしてサンルームのようにしたり、テラスとつなげたりと、多目的に利用することが可能です。
基本的に、土間の部分には水に強い素材が使われているので、汚れた時も水や洗剤を使った掃除ができます。そのため、汚しやすい作業や散らかりやすい作業も気にせず行うことができます。
前述のとおり、土間リビングの床はコンクリートやタイル、モルタルなどが使用されているため、ひんやりとした涼しさを感じることができます。土間の面積部分が広くなるほど涼しくなるので、夏でもエアコンに頼ることが少なくなります。また、室内で犬を飼う場合も犬のハウスを土間に設置すると掃除も楽になるでしょう。
土間とリビングの間に段差があったり、床の素材が変わることで、ひとつの空間に奥行きが出て、部屋がさらに広く見えます。また、土間とリビングの段差が高ければ、椅子代わりとして使うこともでき、来客に気軽に休んでもらうことも可能です。
土間は土足で歩かなければならないため、土間を通じて部屋を行き来する場合、靴を脱いだり履いたりする必要があります。とくに急いでいるときなどは、その手間を煩わしく感じてしまうかもしれません。
土間リビングの「夏涼しい」という特長は、言い換えれば、冬は寒さを感じやすいということになります。ただ、使用する素材を工夫し冷たさを感じにくいものにしたり、床暖房を設置するなどの対策をすることで、寒さを軽減することができます。
リビング土間は、通常、ゴミや埃、雨水などが室内に入り込まないように、リビングの床が高く設定されます。高齢の方や小さなお子さんがいる家庭では、つまづいたり、転落しないように注意する必要があります。
コンクリートやタイルを使っている土間では、冬場、寒いと感じる人が多いようです。その寒さ対策として、まずは、住宅の断熱性・気密性を高めて、家の中全体を暖かくすることが重要。また、土間の部分に断熱材を敷いたり、断熱効果のある床材を使用するという方法もあります。温かい空気は上に行ってしまうので、ヒーターや床暖房などで足元から温める工夫をするといいでしょう。
土間で使用されるおもな床材には、
などがあります。
セメント、水、砂、砂利を混ぜて作られたもの。砂利を混ぜることで強度が高くなる。土間にコンクリートを流して平らにならし、表面を滑らかにして仕上げる。価格が安価で床暖房と組み合わせると効率的な暖房が可能だが、時間とともにひび割れができる。
セメント、水、砂を混ぜて作られたもの。砂利が含まれないので、コンクリートよりもさらに滑らかな仕上がりになる。コンクリートよりも安価で掃除がしやすいが、経年によってひび割れができる。
色、模様、形、大きさ、質感などのバリエーションが豊富。耐久性が高く、和から洋まで、さまざまなデザインの対応が可能。価格が高く、目地に汚れがたまりやすい。
床材は、それぞれのメリット・デメリットを踏まえ、予算や安全性、メンテナンスのしやすさなどを総合的に判断して選ぶようにしましょう。
土間とリビングの間に段差が生じる土間リビング。高齢者や小さなお子さんのいる家庭はもちろん、将来的に、車いすや介護が必要になった場合のことを考えて、あまり段差をつけすぎないようにしたり、段差をなくすリフォームができるような設計にしておくのもおすすめです。
土足で歩くため、移動の際の靴の脱ぎ履きが面倒にならないように、土間を通らなくても居住空間に行けるような間取りをプランニングすることが大事。家の中を縦断したり、動線が分断されるような場所に土間を作ることは避けましょう。
土間リビングの費用は、一般的に1㎡あたり8,000~12,000円と言われていますが、使用する建材、広さ、施工会社によって異なります。リノベーションの場合は、それまで使用していた建材など撤去費用が別途かかります。
また、土間専用の床暖房などを設置すると、別途費用がかかります。
「優れた住宅性能・光熱費を抑える省エネ性能・お手頃価格」この3拍子が揃ったおしゃれな注文住宅・セミオーダー住宅を手掛けているロゴスホーム。 冬は摂氏マイナス30度、夏はプラス35度にも上がる過酷な気候の十勝でも快適にすごせる住宅を提供し、北海道エリアでは年間1,000棟以上を建築するほど、北海道の方々から支持されています。(2022年9月26日調査時点)また、家づくりを「幸せな暮らし」を届ける仕事と考え、専門性の高い部門別スタッフによる「チーム制」を導入。設計士やインテリアコーディネーター、営業担当者など、各分野の専属スタッフがワンチームで家づくりを行っています。